2012.11.7(水) 晴れ
今日は野の花工房で植木鉢づくり。S先生が「ブログ更新してない思うたら、旅行やったんか」。Hさんも来ていて、4人で話に花が咲きました。月末に野の花工房の作品展をするので、我々の植木鉢も展示してくれるとか。一番新しい生徒なのです。Nさんと、何か植えてごまかそうと相談しています。 今回の旅行の主目的は、大山(だいせん)の紅葉。 朝7時に家を出て、高松自動車道・瀬戸大橋・岡山自動車道と順調に進みましたが、ガソリンが無くなった表示が点滅しているのに気づいたのが、どこかのインターを過ぎた所。そのうちガソリンの残量表示までゼロ、バッテリーの充電も減っている表示が出た頃、次のサービスエリアまで20数キロ。Nさんは「大丈夫よ。行けるよ」と言うけれど、「次のインターで降りよう」と私。 結局、賀陽(かよう)インターから一般道に出て、進行方向へ進んだのが間違いで、そのうち人家もなくなります。「こんなのタヌキのガソリンスタンドぐらいしかないわ!」とオロオロしながら、やっと出会った道路工事の人に、スタンドの在りかを尋ねたら、「山を下らな、無いなあ」。「下るったって、まだ登り道!」。 ますますオロオロしながら、ガソリン消費を抑えるようにトロトロ、トロトロ車を走らせました。どのくらい走ったか、眼下に見下ろした街、高梁(たかはし)に着いてヤレヤレと思ったものの、看板が見えるガソリンスタンドに行く道が分からず、ウロウロ行ったり来たり。 ガソリン残量は1.5リットルでした。Nさんの方が正解。1リットルで20キロは走るので、そのまま進んでも大丈夫だったのです。 さあ、それからがお気楽道中の始まり。今さら高速に戻るのもシャクで、カーナビの距離優先ルートを選択。対向車がないから幸いなような細い山道に分け入り、紅葉のトンネルを駆け抜けているようで、「急ぐ旅じゃなし」と、二人してルンルン気分の快適ドライブ。 ところが、突然に通行止め!(車が往来する道ではなかったのか?奥深い山中で、表示がいきなり、なんですよ!) 工事をしている人に、「鳥取に行くつもりなんだけど・・・・」。その若い人は「鳥取?!」と言って、年配の人を呼びます。「鳥取!!」と、更に呆れ果てた顔つきをされて、どこそこに下りて行けと教えてもらった地名は、もう忘れました。 またカーナビの進路のとおりに走り、最短距離を走ったつもりが、近道だったのか遠まわりだったのか(笑) 昨夜帰って来て、地図を確かめるのですが、どこをどう走ったのか見当もつきません。 ただ次の場所は、真庭市阿口。変わった建物を見つけて、私が写真を撮っていると、Nさんがこちらを見ているおじいさんを見つけ、話を聞いています。これは葉タバコの乾燥室だとか。今はもうこの集落に2軒しかないそうです。「ここはどこですか?」と聞いて、それからまた山に入っていったのだったか?町中に出たのだか?(笑) そこからブドウ栽培の畑に行くような道を上がったのは覚えています! コンビニどころか雑貨屋も何も見当たらないような、日本の原風景のような農村地帯も走り抜けましたが、伝統文化や歴史が感じられる美しい日本家屋が続き、「こんな所を外国の人に見てもらったら、日本の文化の奥深さを感じてもらえるのにね」「住んでる人たちはそうも感じてないかもしれんけど、いい所」 紅葉が綺麗だった新見市大佐の「お~さ源流公園」。どこを通ったか分からないのですが、めったに車も走らない山道を越え、時々は一般道に出て、また山に入りの繰り返し。でも霧立ち上る秋の山道は最高でした。 どこからだったか、車はひたすらに下り始めて、自分たちが中国山地の真っただ中を通過したことを実感したのでした。「とっとり花回廊」に着いたのは、12時半頃。 大山が見えるいい場所でした。雨具の用意はしっかりしてきたのに、帽子がいる天気になって、大笑い。色が格別綺麗な紅葉が気になって、見に入ったら「コマユミ」と名札がありました。マユミの実と同じ葉色です!
by kochira703
| 2012-11-07 22:50
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Comments(2)
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ballade872 at 2012-11-07 23:02
703さん珍道中 って感じの旅でしたね。
とっとり花回廊も良いですが、辿り着くまでのご様子は、 きっと忘れられない事 でしょうね(笑) 「ふるさとの原風景」も思いっきり田舎者の 私たちにとっても心安らぐ景色ですね。
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kochira703 at 2012-11-08 23:13
はい、珍道中そのもの(笑)
ガソリンスタンドを探して、ハラハラしながら走ったそのあとは、WCマークを探して(笑) お~さ源流公園の紅葉がこの上なく美しかったのは、ほっとしたせい?(笑) でもいい所でした。再訪したいけど、もう出来ないかも。
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