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綺麗な花には毒がある

10月5日(月)

 目が覚めて体を動かそうとしたら、痛い。そうか、昨日の根っこ掘りのせいだ、と思い当たりました。

 ブルーベリーの木と木の間に生い茂っていたオシロイバナを、この際、片付けてしまおうと、まず隣で朽ちていたエニシダの株から取りかかりました。去年、はびこっていたエニシダを、大きく切り込んだら枯れてしまい、その切り株が残っていたのです。
 それを掘り出してから、オシロイバナに向かいました。ところが、これがなかなか取れません。力いっぱい手鍬を振り下ろしていたら、太い、サツマイモのような根が出てきました。
 毎年花が終われば片付けていたのですが、引き抜こうとすると切れてしまって、思えばいつも、根まで抜けていませんでした。植えて10年近くになるので、根は太りに太っています。 50㎝四方が、何本ものオシロイバナの根で充満していました。
 自然薯のように使えそうだと思って、インターネットで調べると、「トリゴネリンを含み毒性があるので食用にはできない」とありました。食べなくてよかった?!

 以前、姫路のAさんからアスクレピアスはトウワタかと尋ねられ、調べるとそのとおりでした。
綺麗な花には毒がある_e0181373_217113.jpg

 アスクレピアス・クラサヴィカという品種です。江戸末期に渡来し、トウワタ(唐綿)と言われた理由は、写真でよく分かると思います。左の実が開くと、右のような綿毛が詰まっているのです。
 耐寒性がないとありますが、淡路では宿根になるとともに、綿毛が飛んで、あちこちから芽を出します。初夏から晩秋まで咲いて、強い植物です。
 アブラムシが付くのが気に入らないところ。黄色いアブラムシが茎や葉にびっしり。切り取って捨てますが、また脇から芽が出て、1年に何度も咲きます。
 色がかわいい花ですが、これにも毒があります。全草にあると書かれています。オオカバマダラという蝶は、この葉を食べて体内に毒をため込み、鳥などの敵から身を守るとか。
 
 いろいろ見ていたら、「深山毒草園」というホームページに行きあたりました。そこの毒草一覧には、チューリップやパンジーなどのごく一般的な植物の名前も並んでいました。
 「綺麗な花には毒がある」とあったのに、妙に納得しました。このサイトを見たら、かなりの花が毒草なので、唐綿も安心して育てられます。

 昨日はエニシダ、オシロイバナと片付けた勢いで、ウンナンオウバイも根こそぎ掘りました。辺りが晴れ晴れとしました。一緒に格闘してくれたNさんは、大丈夫でしょうか?私は今日は軽く疲れています。
 
 
 
by kochira703 | 2009-10-05 23:12 | Comments(2)
Commented by Nさん at 2009-10-06 23:50 x
オシロイバナの根は本当にやまいもみたいでおいしそうに見えました。それが毒を含んでいるとは?!食べなくて良かった!!私は少ししか働いていないから元気です!!
Commented by 703 at 2009-10-07 10:46 x
オシロイバナが夏も勢い盛んなのは、地中に栄養を溜め込んだ、あの根っこがあるからですね。
それが分かったのは面白かった。毒があると分かったのも勉強になってよかったです。
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