9月22日(水) 晴れ
昭和44年、合格した大学は紛争さ中で、4月に自宅待機の通知。6月になって大学の近くの公園で、“青空入学式”がありました。
文学部国語国文の同期は17人でした。初めて顔を合わせたメンバーに向かって、私は「決めていた下宿がダメになったので、誰か泊めてくれへん?」と言い、「じゃあ、うちにおいで」と言ってくれたのが、福岡の友人です。それからアパートが見つかるまでの約1ヵ月間、私は彼女のアパートに居候したのでした。一人で知らない土地に来て、その晩泊まる所もない私には、救世主が現れたようなものでした。(今思うと、そんな状況で、親も娘をよく一人で送りだしたものです。)
入学はしたものの、大学はバリケード封鎖されていたので、新入生は、教授の家に招待されたり、公園で講義を受けたり、院生に面倒を見てもらったりと、特異な体験をして前期を終え、授業が始まったのは後期からでした。
それから42年の歳月が流れましたが、心安い気分は当時のまま、久しぶりに枕を並べて寝たのでした。
遠来の友をもてなす花もないのが残念でした。今一番元気な所が、ここです。
夕方Nさんが種まきに来てくれました。今日も気温は33℃。汗がしたたり落ちる中の畑仕事でした。
大根と蕪を蒔き終わったところで、雨がぽつり、ぽつり。喜んでいましたが、それで終わり。無事育ってくれればいいのですが・・・・