10月23日(土) 曇り
秋の野の感じがして好きなこの一画(雑然と汚いのですが)に、待っていた花が咲きました。白のシュウメイギクとヒキオコシです。
去年「星屑のような」と紹介した、田んぼの畦道でもらってきた、「名もない野花」を、友人が「
ヒキオコシ」だと図鑑で見つけて知らせてくれました。小さな青い花をいっぱいに付けます。
名前の由来からすると、古くから日本に自生している、シソ科の多年草です。弘法大師が行き倒れていた行者に、この草をしぼって飲ませたところ、たちまちに起き上がった、つまり病人さえ「引き起こし」回復させる草だと言うのです。実際に、戦時中にも健胃薬として使われていたとか。秋にこの草を刈り取り、乾燥させたものが、生薬の「延命草」です。
苦さに飛び上がるよりは、星屑のような花として愛でたいと思いますが、生薬を試してみようという勇気のある方には、あちこちに植えているので、差し上げます!
一番上の写真の左上に、
シュウメイギクが見えるでしょうか?秋が明るくなるような、清々しい姿です。
一時は広がっていたのが、夏に白絹病で一気に枯れてしまい、久方ぶりに咲かせることができました。昨年植えたばかりなので、何とか無事に広がってほしいものです。