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植花夢

2012.11.27(火)   晴れ時々曇り
 宝塚ガーデンフィールズが来年12月で閉園になると知ったのは、10月半ば。素敵なナチュラルガーデンで、近ければ毎月でも来るのにと思うほどだったので、ショッキングなニュースでした。この秋は遊びの予定がいっぱい入っていたので、やっと行く日が設定できました。宝塚に行くなら植花夢(ウエルカム)も外せないと、まずはそちらから。
 今日は(今日も?!)Nさんと車で。19日、23日の京都行きに、神戸の北側を走る阪神高速7号線を通った時、雑木の山の落ち着いた色彩に心惹かれて、今日も楽しみでした。ここは紅葉でもなく、黄葉でもなくて、茶葉・・・・コウヨウとは読めませんね。これではチャバになってしまいます(笑) 茶色のグラデーションが圧倒的な迫力です。
 秋は山中を走るのもいいし、市街地を走っても街路樹が綺麗だし、イチョウなんか黄金色に輝いています。様々な色の紅葉を楽しめるのも、四季ある日本に生まれた幸せですね。
 宝塚の奥にある植花夢は、「市内よりも秋は早いですよ」とおっしゃっていましたが、11月末で休園とか。
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 「あの松、枯れかかっているんやろか」と言いながら近づくと、松の葉に黄色!(上の写真では中央・下に写っています) 思いもよらない松の斑入りでした!「淡路では松枯れの心配が絶えんからねえ」と二人大笑い。ここは珍しい植物の宝庫なのです。
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 まだこんなに花がいっぱいのニコチアナも、もう霜に合えば終わりだとか。1年草は抜いて植え替えの作業をされていました。
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 さっと時雨が来て、中に入ると社長さんがいらっしゃって、お話を聞くことが出来ました。壁に掛かっていた、艶やかな黒い実は老爺(ローヤ)柿のドライ。2、3年にはなるとか。
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 「ローヤ柿だろか」「それにしては赤いよ」と見てきた実の名前を聞くと、「都紅・ミヤコベニ」という品種だと。枯野をバックに艶やかな赤が印象的でした。
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 私たちが淡路から来たと知った社長さんは、ツクバネの実を煎ってくれました。羽のついたまま煎って、実のところを丸ごと食べます。香ばしくて味があって美味しい和製ナッツです! 子供の時に遊んだ羽根つきの羽根そのものですね!
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 ツクバネの枝をドライにしているのもいい感じでした。以前に姫路のAさんに「ツクバネ要らへんか」と聞いてもらった時には、「もう木は要らん」と答えたのですが、美味しかったし、実のなる姿もいいしで、ついついパック入りのツクバネの実を買ってきました。さあ、どうなるか?その前に、植える所があるかしらん?!
by kochira703 | 2012-11-27 23:21 | Comments(2)
Commented by small-talk at 2012-11-28 09:07
植花夢、まず名前が良いですよね。
ツクバネの実って、美しいですね。
前の記事ですが、やはり京都の紅葉は天下一品です。
Commented by kochira703 at 2012-11-28 21:21
small-talkさんが京都を撮られたら、どんな写真になるのか、興味津々です。
はっとするような切り口で、紅葉の京都を見せてくださるでしょうね。
ツクバネの形はシャープで色も軽やか、ムダをそぎ落とし、上質の工芸作品のようです。
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